外食業界 持ち帰りもできる「揚げ物」強化の動き

１人暮らしや共働きの世帯の増加に伴って、調理や片づけに手間のかかる「揚げ物」を手軽に食べたいという需要が増えると見込んで、外食業界では、持ち帰りもできる「揚げ物」専門店の出店を強化する動きが出始めています。

このうち、ファミリーレストランで最大手の会社は、とんかつとから揚げの専門店の１号店を今月１０日に埼玉県内にオープンしました。店内での食事に加えて持ち帰り用の弁当や総菜もあり、会社では、持ち帰りの売り上げが全体の４割程度を占めるとみていて、今後、首都圏を中心に出店を進めていく方針です。

この店舗を運営する「すかいらーく」の崎田晴義執行役員は「揚げ物は自分で作ると手間がかかるので外で買って済ませたいという人が増えていくとみられ、大きなニーズがあると考えている」と話しています。

また大手牛丼チェーンは、出店を強化しているとんかつの専門店を来年３月までに１２０店舗余りに拡大する方針です。

全国で１７０店舗余りを展開する大手の天丼チェーンも、出店のペースを加速し、４年後の平成３２年までに３００店舗まで増やす方針です。

各社が揚げ物に力を入れるのは、１人暮らしや共働きの世帯の増加に伴って、調理や片づけに手間のかかる「揚げ物」を手軽に食べたいという需要が増えるとみているためで、こうした動きがさらに広がることも予想されます。

[출처] http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160612/k10010553731000.html?utm_int=news-life_contents_list-items_002