１年間の世相（せそう）を反映（はんえい）し、強いインパクトを残（のこ）した言葉（ことば）に贈（おく）られる「２０１０　ユーキャン新語・流行語大賞」が１日、発表され、ＮＨＫ朝の連続（あされんぞく）ドラマにもなった武良布枝さんの著書（ちょしょ）『ゲゲゲの女房（にょうぼう）』から「ゲゲゲの～」が年間大賞（ねんかんたいしょう）に決（き）まった。

　そのほかのトップ１０は、ジャーナリストの池上彰氏（いけがみしょうじ）の「いい質問ですねえ！」、つるの剛士の子育てを楽しむ男性をあらわす「イクメン」、人気アイドルグループの「ＡＫＢ４８」、お笑いコンビＷコロンのねづっちの「ととのいました」が受賞（じゅしょう）した。

　さらに、女子（じょし）だけの飲み会をあらわす「女子会」（モンテローザ代表取締役社長・大神輝博氏が受賞）、９月の民主党代表戦（みんしゅとうだいひょうせん）を受けて成立（せいりつ）した菅内閣（かんないかく）の改造人事（かいぞうじんじ）をあらわした「脱小沢（だつおざわ）」（受賞者辞退）、桃屋（ももやま）を皮切（かわきり）りにヒットした「食（た）べるラー油」（桃屋代表取締役会長兼社長・小出孝之氏が受賞）、ツイッターでの表現語（ひょうげんご）「～なう。」（高校生の梅崎健理さんが受賞）、所在不明（しょざいふめい）の高齢者問題（こうれいしゃもんだい）などで浮（う）き彫（ぼ）りになった「無縁社会（むえんしゃかい）」（ＮＨＫ『無縁社会』制作チームが受賞）がランクインした。

　特別賞（とくべつしょう）として、早大野球部（の斎藤佑樹主将が１１月、東京六大学リーグの優勝決定戦を制したときに語った「何か持っていると言われ続けてきました。今日何を持っているのか確信（かくしん）しました…それは仲間（なかま）です」が選（えら）ばれた。